読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

おふとんログ

おふとんの中からお届けします

ここが変だよミニマリスト

ミニマリストが市民権を得てだいぶ経つ。
はてなのホッテントリがミニマリストの記事で埋め尽くされるような一時のブームは去ったものの、今もミニマリストの人はミニマリスト界隈で仲良くワイワイやっているようだ。

先に言うと、私自身はどちらかと言うとミニマリスト寄りの思想だと思う。
モノの少ない生活を目指しているし、部屋のインテリアなどはホテルのように何もない空間が理想だ。
なので、決してミニマリストを批判している訳ではなくて、あくまで「やりすぎ」の人に対して「変だなあ」と思っているだけの一意見として読んで欲しい。

ミニマリストの細かい定義はここでは省くが、要するに「モノを少なく快適な生活をしよう」と言う思想であると私は理解している。
ところが、ミニマリスト旋風が巻き起こった際にさんざん言われたように、ミニマリストの中にはモノを捨てすぎて、かえって不便になっているような人も多い。

・テレビ台を断捨離しました!→テレビ床にじか置き
・ゴミ箱を断捨離しました!→キッチンにゴミ袋じか置き

と言う人たちだ。
両方、わりと有名なミニマリストの方だったように思う。

ダイエットをしていた女性が、プロアナという「拒食は個性」「骨が見えるのが美しい」と言う思想の人たちにSNSで絶賛されるうちに、美しさのラインを越えてガリガリになっても痩せ続けたと言う話を前にテレビで見た。
この時、自分の中の「美しさ」というのはダイエットをしていく中で大きく変わってしまっている。

ミニマリストのお部屋紹介写真であまりにも何もない、引越し当日のような部屋を見て変だなあと思うことがある。
普通の人から見れば明らかに「何もなさすぎて変」なのだが、ミニマリストもエスカレートしていくと「ちょうどいい」ラインを踏み越えていることに、自分では気づけないのかもしれない。

モノを捨てすぎてかえって不便になっている人も多く見かける。
○○で代用できるから××は捨てた!と言って、不便そうに○○を使っている人。
モノをしまいすぎて、毎回毎回奥の棚から出している人。

モノを持つ事に夢中になる代わりに、モノを捨てる事に夢中になっているのは、方向性が違うだけで同じ「欲望」であると私は思う。
「所有する欲」が「捨てる欲」になっているだけだ。
家族に文句を言われながら、あれも捨てたい!これも捨てたい!と大騒ぎして、何もない部屋でニンマリしているのを見ると、その欲の深さにゾッとしてしまう。

何もない部屋にポツンと置かれた床にじか置きのテレビ。
キッチンの隅に転がっているゴミ袋。

件のダイエット女性は、栄養失調で倒れて入院し、その後健康的な身体に戻っていた。
「なんであんなガリガリを美しいと思っていたのかわからない」と語っていた。

やりすぎミニマリスト達も、自分が大きくセンターラインを越えていることに気づく日はくるのだろうか。